剣山は「きちんとした準備をすれば」、小学生にも登れる山です。
ですが準備を間違うと、最悪な登山どころか、命の危険に関わることもあります。

【絶対に必要なもの】

・レインウェア(山の天気は変わりやすい。本当です)
・運動靴(底が平らなスニーカーは滑るのでおすすめできません)
・水などの飲み物(水分を取るのは快適な登山に重要です)
・暖かい服装(気温は北海道の旭川と同じくらいです)
・余裕を持った行動(遭難の多くは日暮れによる道迷いです)

【メモ】
・レインウェアはジャケットとパンツの上下をお勧めします。ポンチョ型は一時凌ぎです。
・チョコレートなどの行動食はエネルギーを与えてくれます。遭難した時などの為にもぜひ持ってきてください。
・雨の時には運動靴より長靴がいいです。
・できれば、携帯電話以外のライトもあればいいです。遭難時に役立ちます。

【気温と服装についてのアドバイス】

前述の通り、剣山の頂上付近の気温は北海道の旭川に近いです。
ですが山のため、風の日も多く、風に打たれた場合、体感気温がさらに下がります。
夕日、朝日や天体の観測時には、夏でも寒く感じる時があります。
ですので、頂上ヒュッテのスタッフは、夏でもフリースは常備しています。

5月の上旬までや、10月の下旬以降はダウンジャケットがおすすめです。
特に天体観測の場合、外で10分ほど滞在し、目を暗闇に慣らすことが必要です。
動かないので、体が冷えます。

ですので、その時期の天体観測でしたら私は、フリースにダウンジャケット、その上にレインジャケットを着て、ニット帽をかぶります。
体温は頭部から多く失われるため、ニット帽は有効です。

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