剣山頂上ヒュッテは、2025年のスタッフを募集しています。
山小屋の仕事がどんなものかわからない方も多いかと思いますので、ここでは一日を日記形式でご紹介します。
午前5時50分
起床。山小屋は朝は早い。もちろんまだ眠い。身なりを整え、厨房へ。早いスタッフは、午前 5 時前には起きて朝食の準備をしている。
お客様のご朝食は基本的に午前6時から。朝定食に暖かいお味噌汁をお付けしてお出しする。午前 6 時半頃から続々とお客様がご出発。お見送り。
午前7時
朝食の提供が落ち着く午前 7 時頃からスタッフが一緒に朝食をとる。ニュースや朝ドラを見つつ、その日の作業について打ち合わせ。その後、スタッフは厨房、客室の掃除、トイレや洗濯などの水回りに分かれて作業を始める。午前10時頃作業を一旦中断し、スタッフ全員でお茶をする。
午前10時
休憩はその日の忙しさを考慮しながら、1人 1~2 時間、タイミングを分けてとっていく。午前の人もいれば、午後の人もいる。その間、近くの山に歩きに行って過ごす人もいれば、部屋で動画などを見てのんびりと過ごす人もいる。
荷上げなどの仕事があることもある。
正午ごろ
お昼前から、食堂利用のお客様が続々と入ってくる。ヒュッテの食堂メニューはうどん、カレー、そうめんなど。正直、うどんの麺は普通だけれど、剣山のミネラル豊富な水と昆布やいりこなどで取った出汁はとても美味しい。食堂営業の傍ら、スタッフは隙を見て交代で昼食をとる。
午後3時ごろ
午後になると、宿泊のお客様の夕食の準備に取り掛かる。週末なら、50食以上を準備しなければならない。夕食のメニューは昭和の時代から変わらない。干し椎茸、切り、干し、大根などでつくったお煮しめ、こんにゃくのお刺身などを盛り付け、アメゴの唐揚げの一度揚げを済ませておく。午後 3 時にもスタッフ全員で顔を合わせたお茶の時間があり、作業の進捗を報告し合う。
お客様も続々とチェックイン。お客様には午後 4 時までにはチェックインするようにお願いしている。それ以上遅くなると、日暮れや遭難のリスクが高まるからだ。この日は全員、時間通りに到着した。救助に行かないと行けない日も本当にあるから、一安心。
午後 5 時半
食事のスタート。準備していたアメゴを 2度揚げし、半田そうめんと一緒にお客様の席へ。
午後6時
夕食の洗い物をしている時間が、大体夕日の時間になることが多い。スタッフの誰か一人が偵察に行き、良い夕日が出そうなら他のスタッフも作業を止めて夕日を見に行く。
午後 7 時ごろ
夕食の片付けと朝食の仕込みが終わると、厨房をぴかぴかにしてこの日の仕事は終わり。スタッフ全員で夕食をとって、長い一日が終わる。
いかがでしたか?とても長い一日で、大変なお仕事なのですが、その合間に見える朝日、夕日、雲海などの絶景。あれほど美しく心に残る光景はありません。
ご応募おまちしております。